カリキュラム
研究室配属で理論系に進む学生も実験系の学生も、多くの講義・演習科目と学生実験が必修であり、物理学全般を基礎から学びます。微分積分やベクトル・行列などの物理法則の記述に必要な数学からはじめ、まずは、ニュートン力学、電磁気学といった古典物理学を学びます。続いて、相対性理論、量子力学、統計物理学といった現在物理学の諸法則へと発展していきます。カリキュラムの特徴として、物理法則をしっかり理解するために演習科目を多く配置している点と、物理現象を実感するために学生実験を少人数で実施している点があげられます。そして、4年生では、理論系研究室か実験系研究室か配属を決め、総仕上げとしての卒業研究に取り組みます。
また、特に1年次の自主創造の基礎では、高校までの勉強方法から大学での主体的な学びへとスムーズに移行できるよう教員1人が10名程度の学生に対し少人数で学習指導・生活相談を行っている特徴があります。
その他、文理学部として、教職課程や司書コースなど資格取得のためのコース科目も併設されています。
科目区分/配当年次 | 1年 | 2年 | 3年 | 4年 | 卒業に必要な 単位数 | ||
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全学共通教育科目 | 自主創造の基礎② | 2単位 | |||||
総合教育科目 | 総合Ⅰ群 総合Ⅱ群 プロジェクト科目 |
人文系・社会系・理学系からそれぞれ2単位以上 | 16単位 | ||||
外国語教育科目 | 英語1~英語8①、海外語学研修④など | 8単位 | |||||
基礎教育科目 | 健康・スポーツ教育科目 | 健康・スポーツ教育論②、健康・スポーツ教育実習① | 3単位 | ||||
コンピュータ科目 | コンピュータ・情報リテラシー②など | 2単位 | |||||
学科専門科目 | 必修 | 物理学概論1② | 力学2② | 量子力学1② | 特別研究A③ | 76単位 | 93単位 |
物理学概論2② | 量子力学入門② | 量子力学1演習① | 特別研究B③ | ||||
微分・積分1② | 電磁気学1② | 量子力学2② | |||||
微分・積分2② | 電磁気学1演習① | 量子力学2演習① | |||||
線形代数1② | 電磁気学2② | 統計力学1② | |||||
線形代数2② | 電磁気学2演習① | 統計力学1演習① | |||||
力学入門② | 物理数学1② | 統計力学2② | |||||
力学1② | 物理数学2② | 統計力学2演習① | |||||
電磁気学入門② | 物理学演習1② | 発展物理実験A① | |||||
基礎物理実験A① | 物理学演習2② | 発展物理実験B① | |||||
基礎物理実験B① | 物性物理学入門② | ||||||
熱力学② | |||||||
振動と波動② | |||||||
物理実験A① | |||||||
物理実験B① | |||||||
選択 | 化学概論1② | 数値計算入門1② | 物性物理学1② | 量子力学3② | |||
化学概論2② | 数値計算入門2② | 物性物理学2② | 原子核と素粒子② | ||||
生物学概論1② | 解析力学② | 宇宙物理学② | |||||
生物学概論2② | 電磁気学3② | 超伝導の科学② | |||||
地学概論1② | 物理数学3② | 量子光学② | |||||
地学概論2② | 連続体力学② | ||||||
相対性理論② | |||||||
生物物理学② | |||||||
計算物理学② |
量子力学2演習

講義科目の理解度を確認するために演習科目があります。問題を解いて、すぐに答え合わせをします。学生が黒板で計算過程を示し、最後は、先生が丁寧に解説をします。
物理実験A・B

学生実験は2~3名のグループで様々な物理現象を観測・測定しています。教員と大学院生(ティーチングアシスタント)が丁寧に指導しています。