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【研究成果】差動回転によって磁気の流れを生み出す新原理を発見!(木下研究員)
物理学科所属の木下俊一郎研究員(自然科学研究所)が、慶應義塾大学、中央大学、中国科学院大学らとの共同研究として、物質内の「差動回転」によって磁気の流れ(スピン流)が発生することを理論的に示しました。
アインシュタインは約100年前に「磁気回転効果」を発見し、磁気と回転が相互に変換可能であることを示しました。近年、ナノテクノロジーの進展により、この効果を利用したスピン流の生成が注目されています。従来は渦度が必要とされていましたが、本研究では角速度の違いのみでスピン流を生成できる新たなメカニズムを提案しました。
この発見により、多様な材料やデバイスへの応用が期待され、スピントロニクスの発展に貢献します。本成果は2025年2月6日発行の「Physical Review B」に掲載され、Editors’ Suggestionに選ばれました。

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