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お知らせ

研究セミナー

【研究セミナー】10/18(金)に第14回CHS物理学科研究セミナーが開催されます。

10/18(金)に第14回CHS物理学科研究セミナーが開催されますので、下記内容にご興味ある方は是非ご聴講ください。

学内の方は申し込み不要ですので、時間になりましたら直接指定場所にお越しください。学外からいらっしゃる方は、学内者に連絡をとるか、yamamoto.daisuke21[アットマーク]nihon-u.ac.jpまでメールしていただいた上でご参加ください。

講演者 松本匡貴 氏
(上海交通大学・博士研究員)

第14回CHS物理学科研究セミナー
日時:2024年10月18日(金)
   16:30~18:00
場所:日本大学文理学部 8号館 A-104, A-105 (物理学科セミナー室)
言語:日本語

タイトル:プローブブレーンモデルによるワイル半金属における非線形電気伝導

概要:この講演では、プローブブレーンモデル(D3/D7モデル)によりホログラフィックに実現されたワイル半金属における非線形な電流-電場特性と臨界現象の解析について紹介する。ゼロ温度では、質量や軸性ゲージポテンシャルを変化させることで、電流-電場特性において特徴的な転移を示すことが分かった。この転移は、ワイル半金属的な電気伝導の振る舞いと絶縁体的な電気伝導の振る舞いの相互作用によって生じる特徴的な再接続現象と考えられる。さらに有限温度では、非線形な電流-電場特性に由来する電流駆動の相転移が生じることも確認した。この相転移において平衡系の類推から秩序変数を定義し、臨界点における臨界現象を調べた。

参考文献:M. Matsumoto, M. Mirjalali, A. Vahedi, Non-Linear Dynamics and Critical Phenomena in the Holographic Landscape of Weyl Semimetals, JHEP 08 (2024) 104, arXiv:2405.06484 [hep-th]

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