日本大学文理学部 物理学科

鈴木俊夫教授の論文が「The Astrophysical Journal」誌に掲載: 中性子過剰核の半減期が超新星爆発・中性子星合体時のr‐過程元素合成に与える影響を明らかにする

鈴木俊夫教授は、国立天文台等の理論研究者と協力して、中性子数が魔法数126の中性子過剰不安定核の半減期が、超新星爆発、中性子星合体時のr-過程重元素の合成に与える影響を調べました。本研究で得られた従来より短い半減期は、超新星爆発でのr-過程の第三ピーク以降の重元素の合成をこれまでより良く説明できることを示しました。一方、中性子星合体では、半減期の長短によらず重元素の合成を再現できることを明らかにしました。

この成果は、2018年6月1日「The Astrophysical Journal」オンライン版に掲載されました。

http://iopscience.iop.org/article/10.3847/1538-4357/aabfde/meta
論文タイトル: β-decay Rates for Exotic Nuclei and r-process Nucleosynthesis up to Thorium and Uranium
「エキゾチック核のベータ崩壊率とトリウム、ウラニウムにいたるr-過程元素合成」

(注)r-過程:10秒程度の短時間に、軽元素からウラニウムにいたるまでの重元素が生成される元素合成過程。rはrapid (速い)の頭文字。超新星爆発や中性子星合体時のような中性子過剰な天体環境で起こると考えられている。

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