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  3. 1.鉄系超伝導体の圧力効果

研究内容

3.試料評価装置

10K冷凍機

サンプルを10Kまで冷やすことが出来る冷凍機です。現在は故障中ですが、今年度中に復活させる予定です。

4K冷凍機

サンプルを4Kまで冷やすことが出来る冷凍機です。主に電気抵抗率測定に使用しています。常圧下での測定では複数個のサンプルを同時に測定することができます。また、圧力セルを用いた高圧下測定にも使用しています。

ガラスデュワー

右側に写っている円筒型のものがガラスデュワーで、サンプルを低温に冷やすための魔法瓶です。液体ヘリウムを用いて1.3Kまでの低温にすることができます。2台のガラスデュワーがあり、ピストンシリンダーやダイヤモンドアンビルセルを用いて、高圧下の電気抵抗率、交流磁化率の測定に使用しています。また、測定用プログラム開発も行っています。

MPMS
(Magnetic Properties Measurement System)

SQIUD磁束計を用いてサンプルの磁化測定を全自動で測定する装置です。測定範囲は温度 > 2K、磁場 < 7Tで、ピストンシリンダー(圧力 < 1.5GPa)、ダイヤモンドアンビルセル(圧力 < 30GPa)を使って高圧下磁化測定を行っています。

レーザー加熱用光学系

ダイヤモンドアンビルセルにセットしたサンプルをレーザーで加熱することが出来ます。高温高圧という特殊な環境を作り出すことができ、新物質などの合成に挑戦しています。

定荷重測定装置

荷重一定(圧力一定)の状態で温度の上げ下げが可能な測定装置。 無冷媒式冷凍機付きメタルディワーで室温から6 K程度(液体ヘリウムを用いれば低温1.4 K)まで、温度を変化させられる。 現在、上で紹介したピストンシリンダー型圧力セルを使用して低温3.0 GPaまで加圧可能。主に、電気抵抗、ac帯磁率測定用。

常圧X線装置

デスクトップX線回折装置 RIGAKU MiniFlexII 2011年度納入。線源はCu。試料合成後に構造を調べることができる。

高圧X線装置

広領域情報科学研究センターにある高感度二次元検出器を使用したIP式粉末X線装置。DACを用いた高圧下(30GPa)でのX線測定が可能。 年度内に、10 K程度まで温度可変が可能な無冷媒冷凍機も納入予定。

高圧X線装置の冷凍機

広領域情報科学研究センターにある粉末X線装置に新設された無冷媒型冷凍機。温度範囲は3.9 Kから300 Kまでの 測定が可能。これに、メンブレンを用いDACで連続加圧が可能。