会議参加・講演

多数の大学合同での量子物性若手交流研究会で学生達が研究発表を行いました(馬場、谷川、長谷川、宮越、岩淵、友成)

日本大学、中央大学、近畿大学の量子物性物理学の理論を専門とする3グループ合同のセミナー合宿形式の研究会です。例年、2泊3日の日程で、参加学生1人当たり30分の枠(質疑応答を含む)で各々の研究についての口頭発表を実施します。しかしながら、2022年は新型コロナウイルスの社会的影響により、合宿形式ではなく通常の研究会の形式(対面・オンラインのハイブリッド方式)で実施しました。

 本年度は上記の3大学に加えて、東京理科大学、青山学院大学、奈良女子大学、京都大学の計7大学8研究室から多数の学生参加があり、21件の講演がありました。

 冷却気体、量子磁性体、超伝導体、量子コンピュータ、量子シミュレータなどに関して活発に発表・討論し、研究の新たな方向性を切り拓きます。セミナーでの口頭発表、グループ間の交流、研究情報交換を通して学生の成長と研究の進捗を促すことを目的としています。

webページはこちら

山本研究室からの参加者のそれぞれの講演タイトルは以下です:
馬場 圭都  Behavior of pseudo-entropy across a quantum phase transition
宮越 ⼤輝  ホッピングの符号反転と Bose-Hubbard model の時間発展
⻑⾕川 廣延 S=1/2 籠⽬格⼦反強磁性体 Cs2Cu3SnF12の励起エネルギーにおける負の量⼦再規格化現象の解明に向けて
友成 未久  厳密対⾓化における⾃発的対称性の破れ
⾕川 詩桜莉 冷却リュードベリ原⼦量⼦シミュレータとサイン⼆乗変形
岩淵 周平  DMRG を⽤いた 1 次元 SU(3)Heisenberg 鎖の基底状態の解明