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交替磁性体における磁気弾性効果の新たな量子的機構に関する共同研究論文をarXivで公開しました

東京電機大学の中さんとの共同研究の成果論文をarXivに上げました。

この研究では、交替磁性体に圧力やひずみを加えたときに磁化が生じる「ピエゾ磁気効果」が、絶対零度でも高スピン(S ≥ 1)系に特有の量子力学的な自由度によって現れることを示しました。理論計算により、ひずみが磁気状態のバランスを変えることで、通常のスピンの向きの変化とは異なる集団的な励起が磁化を生み出すことが分かりました。この励起は、条件によって四極子的な性質や、磁気秩序の大きさが振動する振幅モードとして現れます。交替磁性体の磁気応答に、高スピンならではの量子状態が重要な役割を果たすことを明らかにした研究です。

Daisuke Yamamoto, Makoto Naka
Quantum Mechanism of Piezomagnetism in Higher-Spin Altermagnets
DOI:10.48550/arXiv.2608.10735