日本大学、中央大学、近畿大学、東京理科大学を中心とした量子物性物理学の理論を専門とする多数の研究グループ合同でのセミナー合宿形式の研究会を行いました。2泊3日の日程で、参加者一人当たり30分の枠(質疑応答を含む)で各々の研究についての口頭発表を実施しました。具体的には、冷却気体、量子磁性体、超伝導体、量子コンピュータ、量子シミュレータなどに関して活発に発表・討論しました。セミナーでの口頭発表、グループ間の交流、研究情報交換を通して若手研究者の成長と研究の進捗を促すという目的を十分に果たすことができました。
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山本研究室からの参加者のそれぞれの講演タイトルは以下です:
M2 今川大宙 SU(N)模型における時空と空間に局在した局所応答の数値解析に向けて
M2 柿原祥幸 Qudit に対する圧縮センシング量子状態トモグラフィ:基底のコヒーレンスと行列再構成効率
M2 松野佑紀 スピン系によるブラックホールの量子シミュレーション
M1 山根輝也 量子磁性体 CsFeCl3 の強磁場メタ磁性の解明に向けて
M1 立花千拓 光格子中の二成分 Bose 粒子における Stark 多体局在
B4 佐藤慎太郎 非ブラベー格子上における Bose-Hubbard 模型の基底状態
B4 北島海 スピン系を用いた曲がった時空の量子シミュレーション
B4 関根和輝 カゴメ反強磁性体における磁化プラトー構造のボソン系類似相の探究に向けて
B4 徳植功太郎 置換対称化密度行列での測定誘起相転移の観測可能性
2025量子物性若手交流研究会
ホテルリステル浜名湖、浜松市、静岡、2025年8月27日-29日