ホールドのメリット・デメリット

マカオのカジノで勝負する場合、当然軍資金が必要になります。 つまり、日本円を香港ドル(HKD)に換金しなければなりません。 そのときにバカにならないのが換金コストです。例えばgoogleの為替レートが 1万円=650HKDだと仮定すると、
*カジノでは, 1万円→610〜620HKD
*マカオの銀行では、1万円→630〜640HKD
*クレジットカードのキャッシングだと、1万円→640〜645HKD(帰国後すぐ繰上げ返済した場合)
程度でしか換金してくれません。どうしても数パーセントの換金コストがかかってしまいます。

そこで役に立つのがホールドと呼ばれるシステムです。例えば、軍資金が100万円だったとしましょう。 ホールドに対応しているカジノに100万円を持って行き、ホールドして欲しいというと 100万円を例えば6万HKDに変えてくれます。(おそらくカジノの換金レート程度だと思います。) カジノでいろいろ遊んだ後、6万HKDをホールドした場所に返すと100万円がそのまま帰ってきます。 (このとき3万HKDを持って行ったとしても、 50万円は返してくれない場合が一般的なようです。 6万HKDをきっちり揃えて初めて日本円を返してくれます。)

このホールドシステムは良いことづくめに見えますが、実はそうでもありません。 上の例で100万円全部すった場合を考えましょう。 100万円をマカオの銀行やクレジットカードのキャッシングを使って換金していれば、6.4万HKD程度にはなっていたはずです。 つまり、ホールドを使った場合0.4万HKD程度損をしていることになるのです。 このように、ホールドは勝った場合換金コストは少なく押さえられるのですが、負けた場合は換金コストは高くついてしまいます。

ホールドは例えばリオなどのカジノでやってくれるようです。そのときは、必ずホールドの期間を確認しておきましょう。

ホールドのうまい活用法

上記のホールドのメリット・デメリットを踏まえた上で、よりよいホールドの活用方法を提示します。 ここからも軍資金が100万円であると仮定しましょう。 その場合、軍資金の二倍、つまり200万円を用意しておきます。 そのうちの100万円だけをホールドしてもらいます。その100万円が6万HKDに変えてもらえたとしましょう。
カジノでいろいろ遊んだ結果、
*勝った場合は、6万HKDを返してホールド分の100万円を返してもらってください。勝ち分の香港ドルはどこか良いレートのところで日本円に換金しましょう。
*負けた場合は、残りの100万円の一部を使って、負け分の香港ドルをレートに良いところ(例えばマカオの銀行やキャッシング)で用意しましょう。それを使ってホールドしてもらった100万円を取り返してください。
この方法だと、上記のホールドのデメリットは全くなくなってしまうことがわかります。 勝った場合は軍資金分の100万円の換金コストはゼロにできる上に、 負けた場合も良いレートで換金したのと同じ換金コストに抑えられます。

例えば、6万HKD全部すった場合を考えましょう。 この場合、94万円程度をマカオの銀行で換金すれば6万香港ドルを用意できます。残りの6万円が"キャッシュバック"されたことになります。

マカオの銀行での換金レート

googleのレートが1万円=643HKD程度のときに、 リスボア地下の大豊銀行は1万円→635HKD, 中国銀行は1万円→637HKDで換金してくれました。

ジェットスターを利用して香港国際空港からマカオに直接フェリーで向かう場合

公式サイトでは、ジェットスターを利用した場合は、香港国際空港から直接フェリーに乗れないと書いてありますが、実際は乗れます。 香港で出国審査をせずに直接フェリー乗り場を目指してください。 マカオから香港国際空港もフェリーに問題なく乗れます。そのときに、ジェットスターが発行する旅程表(?)をしっかり印刷しておきましょう。 航空券を買っていることを証明しないと、フェリーのチケットを売ってくれません。僕はそれでかなり苦労しました。