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学科概要

文理学部物理学科について

“物理”というと何を連想しますか?アインシュタイン、それともニュートンですか?

物理とは、自然界の基本法則をあらゆる手段を駆使して探究する科学の一分野です。その対象は素粒子から宇宙全体までの森羅万象であり、これらを少数の方程式で統一的に説明することが大きな目標です。

日本大学文理学部の物理学科では、理論と実験の基礎から最先端まで幅広く学ぶことで、論理的な思考や問題解決のスキルを養います。また、コンピュータ技能も修得し、最新のテクノロジーを使いこなす力を身につけます。卒業生には、エンジニア、プログラマー、機械設計士、電子機器・化学系メーカー、教育者、研究者、公務員など、多くのキャリアオプションがあります。

日本大学文理学部の物理学科は、物理学が好きな学生にとって、楽しみながら学び、将来のキャリアを築くための素晴らしい場所です。

理論物理

紙とペンやコンピュータを用いて、物理法則を解明したり、新たな現象を予言する。

実験物理

実験を通じて自然現象を数値化して理論を検証したり、新たな現象を発見する。

4年間の学び

4年間一貫して同じ世田谷キャンパスで、きめ細やかな教育が行われています。

1年生と2年生の最初の2年間では、数学の基礎から始め、古典物理学の分野であるニュートン力学や電磁気学、熱力学を学びます。また、学生実験では、2〜3人のグループでさまざまな物理現象を実際に手を動かして体験します。

3年次に進むと、相対性理論や量子力学といった現代物理学の諸法則を学び、4年次での研究室配属で初めて理論系研究室と実験系研究室に分かれます。卒業研究ではこれまでに学んだ知識を活かし、物理学の未解決の問題を解明するべく専門的な研究を行います。

進路について

卒業後の進路は多岐にわたります。

就職先としては、情報通信業、サービス業、製造業、建築業、金融業、公務員などがあります。教職課程を履修し、中学・高校の理科の教員として活躍する人も数多くいます。また、研究室における専門研究を続けたい学生は大学院へ進学します。

施設紹介

文理学部物理学科には、学部共通の施設だけでなく、コンピュータ室や図書室などの学科専用の施設があります。

研究設備

最新の大型計算機群

数値シミュレーション用の多数のワークステーションや、大規模なPCクラスタを保有しています。

様々な実験装置

宇宙空間並みの真空を得る装置、100万気圧まで出せる高圧装置、絶対零度近くから数1000℃まで生成できる温調装置、原子や分子レベルの分解能を持つ観察装置など、様々な機器があります。

文理学部物理学科の歴史

文理学部物理学科は、1958年の文理学部誕生とともに設立された歴史ある学科です。

理工学部の物理学科と同年にスタートし、レーザー光学や半導体、高温超伝導など、数々の先駆的な研究が行われてきました。現在では物質科学だけでなく、素粒子物理学から宇宙物理学、そして量子情報理論まで、物理学の幅広い分野を網羅しています。

また、文理学部は中等教員養成を目的とした日本法律学校高等師範科が前身であるため、物理学科も研究だけでなく教員養成にも定評があり、現在も多数の中学・高校教員を輩出しています。

沿革

明治34年10月(1901) 日本法律学校に高等師範科を設置
大正9年4月(1920) 日本大学と改称
昭和24年4月(1949) 新制大学に移行した際に、法文学部から法学部と文学部の2学部に分離
昭和33年1月(1958)

文学部に、物理学科をはじめとする理系の学科を設置し、文理学部と改称

文理学部学科組織
第1部

哲学科・史学科・国文学科・中国文学科・英文学科・社会学科・教育学科・心理学科・地理学科・数学科・物理学科

第2部

哲学科・史学科・国文学科・英文学科・社会学科・地理学科

昭和36年3月(1961) 応用物理学科を設置
昭和38年4月(1963) 日本大学文理学部自然科学研究所を設置
平成9年12月(1997)

大学院総合基礎科学研究科を設置

総合基礎科学研究科組織

地球情報数理学専攻、相関理化学専攻

平成12年3月(2000) 文理学部8号館竣工
平成16年4月(2004) 応用物理学科が物理生命システム科学科に改称
平成28年4月(2016) 物理生命システム科学科が生命科学科に改称